『時計じかけのオレンジ』
監督 :スタンリー・キューブリック
出演 :マルコム・マクダウェル、パトリック・マギー、マイケル・ベイツ 他
公開 :1971年
上映時間:137分
受賞 :第44回アカデミー賞 4賞ノミネート、第29回ゴールデングローブ賞 3賞ノミネート 他
映画のあらすじ・テーマ解説
近未来のイギリスを舞台に暴力的で欲望のままに生きる若者アレックスを中心とした物語。彼は仲間と共に無秩序な暴力や犯罪に手を染めるが、やがて国家による矯正プログラム「ルドヴィコ療法」を受けることになる。この療法で強制的に暴力への嫌悪感を植え付けられアレックスは自由意志を奪われていく・・・

自由意志と道徳、国家による個人のコントロールをテーマとして扱った映画。アレックスの暴力性が極端かつ過激に描写される一方で、国家による彼の「矯正」もまた非人道的なものとして描かれる。自由意思を奪われたアレックスの姿が人間の本質にある善悪の選択の重要性を浮き彫りする。また、彼の変化を通じて善悪の強制的な操作が倫理的にどれほど危険かを問いかける作品。
スタンリー・キューブリック監督による独特な映像美と不気味な音楽が作品の冷酷さと暴力の美学を強調している。
『時計じかけのオレンジ』に興味を持った方へおすすめ映画5選
1.『ファイト・クラブ』(1999)
男性の暴力性や社会の不安をテーマに自己破壊と再生を描いた物語。個人のアイデンティティや消費社会に対する反乱という点で、自由と支配のテーマが共通する。
2.『レクイエム・フォー・ドリーム』(2000)
薬物中毒と依存の恐怖を描いた作品。人間の欲望がいかにして崩壊をもたらすかという点で、精神的な崩壊の過程が『時計じかけのオレンジ』と近しい部分がある。
3.『アメリカン・サイコ』(2000)
1980年代の資本主義社会を背景に魅力的な主人公が徐々に本性を現す様子が描かれる。暴力と個人の心の闇に焦点を当てた心理的なテーマが類似している。
4.『未来世紀ブラジル』(1985)
近未来の全体主義的な世界を舞台に自由を求める主人公が官僚主義に挑む。官僚制度や監視社会における自由の喪失というテーマが、『時計じかけのオレンジ』の支配と自由意志の対立と関連する。
5.『ドーベルマン』(1997)
暴力的なアウトローたちを描いたフランス映画。スタイリッシュで暴力的な映像美が特徴的で、暴力と反抗の美学というテーマが共通している。
感想・評価
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価格:1320円 |



